地域の中小企業・産業振興【地域創生入門】

地域=中小企業といわれるほど、両社は不可分の関係にある。日本の企業の大部分を占めるといわれる中小企業は、地域経済を支え、雇用を創出し、日本経済の根幹を支えている。近年地域間格差が顕著になり、人口問題をはじめ都市部と地方部の格差が広がりつつある。この問題を解決するための中小企業及び地域振興には、日本的経営の復権による顧客価値創造経営の実践により、「地域にとってなくてはならない企業」を創り出すことである。元々、地域には歴史的に産地といわれた地場産業の集積があるが、産業集積の現状と課題から、今後の方向性について確認する必要がある。同時に、中小企業は、大企業との関係性、すなわち下請制度のなかで存立してきた経緯から、下請の特徴、下請を取巻く環境変化とその対応、下請中小企業の連携による「自立化」への動きがある。最終的には、企業と地域の持続可能な成長のための経営革新の追求と経営品質の向上が求められる。この実現には、5つのイノベーションによる経営革新が有効であり、次のステップとして経営品質向上による良い企業づくりが必要である。これらの一連の流れが、価値共創による企業と社会の持続可能な成長を実現するのである。

目次

第1週(ユニット1):「地」的経営のすすめ~人は地域の財(たから)なり~
第2週(ユニット2):地域中小企業と産業集積
第3週(ユニット3):下請中小企業の存立・経営と「自立化」
第4週(ユニット4):企業と地域の持続可能な成長-経営革新の追求と経営品質の向上-

講師

佐竹 隆幸(関西学院大学大学院経営戦略研究科教授)
西岡 正(兵庫県立大学大学院経営研究科教授)
関 智宏(同志社大学商学部准教授)
山下 紗矢佳(神戸山手大学現代社会学部専任講師)

講座制作者

関西学院大学