観光地マーケティング

これまで、我が国における国内観光振興を主導したのは、出発地主導型のモデルであった。旅行代理店が地域の宿泊施設や交通手段を在庫として一括して仕入れ、それらを商品として大都市で売りさばいていくというモデルである。宿泊施設などを運営する地域の観光事業者にとっても、旅行者にとっても手間が省け、出発地主導型のモデルは機能していた。
しかしながら、現代においては出発地主導型のモデルが機能しなくなってきている。その要因として挙げられるのが、旅行先のリアルな文化を感じ体験することに価値を感じるという旅行者が多くなってきている点だ。それに伴い、旅行者の行動パターンは昔のそれとは異なってきている。また、各地域も旅行代理店任せではなく、自らの手で観光資源を運営する必要性が高まってきた。しかし、地域の観光事業者が個別に施策をうつのでは非効率的であり、多くのステークホルダーとの調整を進めながら観光地経営を進めていく組織が必要となってきた。それが観光DMOである。
本講座では、観光地マーケティングについて解説する。

目次

第1週(ユニット1):観光地マーケティングの基礎
第2週(ユニット2):地域の事例で考える
第3週(ユニット3):事例:遠野市観光マーケティング委員会
第4週(ユニット4):観光集客におけるデジタルマーケティング入門
第5週(ユニット5):RESASを活用したマーケティング戦略

講師

大社充(事業構想大学院大学客員教授)

講座制作者

公益社団法人日本観光振興協会