地域の観光地や特産品、文化や環境など、地域活性化のために、多くの人にできるだけ効果的に伝えたいというニーズは絶えません。

しかし、ポスターやチラシといった媒体をはじめとして、どのような伝え方であってもプロではない方にとって、そのハードルは相当のものです。

実際に手を動かすのは発注先のデザイナーやプランナーだからと言っても、地域の魅力（強み）を自分たちより知っている人はいないし、知らないものは表現できません。

予算をかけて外注する場合も、自分たちで簡単なものを作る場合も、どうすれば魅力（強み）が最大限伝わるのか。いわゆるクリエイティブ・ディレクションの考え方が必須になります。

「クリエイティブ」とは本来は「創造的な」と意味ですが、コミュニケーション・ビジネスにおいては広告作品や素材、またはそれに従事する職務などを指します。

従って「クリエイティブ・ディレクション」を文字通りに解釈すると「広告制作に対する指揮」となります。

そして、その成功の大前提として不可欠なのが「消費者ニーズや心理の理解」や「商品（ブランド）の本質的価値の定義」などのマーケティング的発想ならびに能力です。

その意味で「マーケティング・コミュニケーション」の本質を学ぶとともに、クリエイティブ制作への道筋を付ける一助として、本「クリエイティブ・ディレクション基礎講座」をご活用ください。

第1週（ユニット1）：何を伝えるか　（動画：4本、合計：29分）
第2週（ユニット2）：誰に伝えるのか　（動画：4本、合計：53分）
第3週（ユニット3）：どう伝えるか①　（動画：4本、合計：24分）
第4週（ユニット4）：どう伝えるか②　（動画：4本、合計：34分）
第5週（ユニット5）：総括（まとめ）・課題　（動画：1本、合計：5分）

四元　正弘（社会情報大学院大学広報・情報研究科教授、四元マーケティングデザイン研究室代表）
松下　武史（松下武史広告本舗　クリエイティブディレクター／コピーライター）

事業構想大学院大学