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官民連携講座レポート「地方創生カレッジ for 観光人材」
「地方創生カレッジ for 観光人材」全4回のオンライン研修が、2020年12月から2021年2月にかけて開催されました。
開催概要
主 催 | 公益財団法人 日本生産性本部 |
共 催 | 公益社団法人 日本観光振興協会 |
【テーマ】
本官民連携講座は、コロナ禍での開催という制約を受けながらも、観光立て直し、再生を目指す人材が、全国の同じ境遇にある人材と課題や情報を共有し、交流を得る貴重な機会を提供しました。コロナ禍より前からの問題、コロナ禍でより明らかとなった問題などを整理しつつ、観光需要消失量の推計や観光振興計画の在り方などを学びました。そして、「変化に負けない観光地経営」のための提案・事業計画策定のプロセスを体験し、ウィズコロナ・ポストコロナの不確実な時代にありながらも、観光の力で地方創生を推進する人材を養成しました。
下の画像をクリックすると、本セミナーのチラシ(pdfファイル)をダウンロードいただけます。
参加者
一般社団法人高千穂町観光協会、北広島市、日清フーズ株式会社、一般社団法人いわき観光まちづくりビューロー、千葉県茂原市役所、一般社団法人横須賀市観光協会、一般社団法人北谷ツーリズムデザインラボ、一般社団法人Clan PEONY 津軽、高山市奥飛騨温泉郷平湯温泉 ひらゆの森/交流文化プラザ、一般社団法人佐賀県観光連盟、一般社団法人駒ヶ根観光協会、(一社)庄原観光推進機構、株式会社アークスリー・インターナショナル
(申込20名、全4回参加13名)
参加にあたっては、「地方創生カレッジ」eラーニング講座において、本事業のテーマに関連した講座の事前学習を行っていただきました。
プログラム
【第1回】
テーマ「自地域における観光需要の消失額を推計、地域経済における損失を理解する」
2020年12月16日(水)13:30~16:00
オリエンテーション
講義①「コロナによる観光需要の消失と地域経済への波及について」
講師:安本 達式 氏(日本観光振興協会)
個人ワーク・グループワーク「自地域の観光需要の消失額の算出と考察」
講師:安本 達式 氏(日本観光振興協会 副所長)
全 相鎭 氏(帝京平成大学)
近藤 千恵子 氏(日本観光振興協会)
講義②「仮説立案にむけた更なるデータ活用について」
【第2回】
テーマ「観光振興の在り方を見直し、コロナ時代における観光地経営の仮説を立てる」
2021年1月13日(水)13:30~16:00
オリエンテーション
講義①「地域課題・国内観光の現状と把握」
講師:安本 達式 氏(日本観光振興協会)
講義②「変化にまけない観光地経営とは」+個人ワーク
講師:古賀 学 氏(松蔭大学)
グループワーク
講師:安本 達式 氏(日本観光振興協会)
古賀 学 氏(松蔭大学)
全 相鎭 氏(帝京平成大学)
上村 基 氏(桜美林大学)
講義③「地域事例報告」
講師:櫻井 謙介 氏(一般社団法人秋田犬ツーリズム)
【第3回】
テーマ「コロナ時代を見据えた観光地域づくりの提案を考える」
2021年2月3日(水)13:30~16:00
オリエンテーション
グループワーク
講師:安本 達式 氏(日本観光振興協会)
古賀 学 氏(松蔭大学)
全 相鎭 氏(帝京平成大学)
上村 基 氏(桜美林大学)
全体プレゼン
各グループ代表者から発表、講師が補足。
質疑応答、意見交換。
【第4回】
テーマ「SDモデルについて学び、中長期的な施策の在り方を考える」
2021年2月16日(火)13:30~16:00
オリエンテーション
講義(これまでのグループワーク総括)
講師:安本 達式 氏(日本観光振興協会)
古賀 学 氏(松蔭大学)
全 相鎭 氏(帝京平成大学)
上村 基 氏(桜美林大学)
講義「SDモデルと観光振興計画への活用の可能性」・質疑応答・個人ワーク
講師:古屋 秀樹 氏(東洋大学)
研修総括
講師:古賀 学 氏(松蔭大学)
※地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者・事務局間での意見交換がなされています。
ワークショップ等の成果
ワークショップ等の成果は、下の図表のように整理されました。pdfファイルもダウンロードいただけます。
(「地方創生カレッジ for 観光人材」ワークショップ等の成果のポイント) (561KB; PDFファイル)
参加者の声から
- 「私がまさに学びたいと思っていたことが今回学習できてとても参考になりました。マーケティングデータ・ツールを本格的に取り入れて分析まで至っていないので、実践に取り入れたいと思います。」
- 「他のDMO所属方々の課題、方向性を知ることができたことと観光資源がない都市近郊と、観光資源があると思われる地域でも中心地から少しずれた地域には観光資源が乏しく苦慮されており、課題が同じであることに気づかされた。」
- 「事業計画の立て方や、違う視点、手法について学べ、考えることができた。」
- 「講師ご自身の研究の視点もご披露いただけるので、これもまた、知識を得られるので楽しみです。」
- 「(ワークツールを)域内での研修の際に使いたいと思います。」
- 「分析ソフトはよくできており、地域の特性をほかの地域と比較するときには、有効活用できると思う。」
- 事前の提案シートの内容を検討するだけでも、各種整理すべき課題が見えたので、大変良かったと考えている。また、北海道外の地域の観光団体と意見交換ができたことは、大変有意義であった。
お問い合わせ先
この講座の詳細や資料については、下記宛にお問い合わせ下さい。
公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ事務局
E-mail:college@jpc-net.jp
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