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官民連携講座レポート「地方創生カレッジ in 五島」
「地方創生カレッジ in 五島」全4回シリーズが、2019年11月から2020年1月にかけて開催されました。
開催概要
主 催 | 公益財団法人 日本生産性本部、一般社団法人 五島市観光協会 |
共 催 | 公益社団法人 日本観光振興協会 |
後 援 | 五島市 |
協 力 | 五島振興局 |
五島市をとりまく観光産業の現状、データ収集・分析について十分に把握できておらず、来訪を促進するためのSNSを活用した情報発信やマーケティング活動に課題を抱えています。そのために、データにもとづく五島市における観光の現状と、SNSを用いたコミュニケーションの基礎を学びました。
また五島市の観光危機への対応を検討するにあたり、五島市において発生しうる観光危機を明らかにしました。それによる観光客・観光事業者への被害・影響の規模は具体的に想定しなければなりません。想定される観光危機に対し、被害や影響を最小化するための方策、対策について学びました。
危機の発生に備えるため、行政・観光推進組織は「観光危機管理計画素案」「危機対応マニュアル素案」を、「観光関係事業者は簡易版事業継続計画(BCP)」を策定し、危機が発生した時の備えを整備・検討しました。
下の画像をクリックすると、本セミナーのチラシ(pdfファイル)をダウンロードいただけます。
参加者
長崎県・五島振興局・五島市・五島市観光協会・議員、
五島市内の旅行会社、交通事業者、宿泊事業者、メディア
全39名(オブザーバー等含む)
参加にあたっては、「地方創生カレッジ」eラーニング講座において、
本事業のテーマに関連した講座の事前学習を行っていただきました。
事前学習講座の一覧は下記ページをご覧下さい。
https://chihousousei-college.jp/goto.html
プログラム
第1回:2019年11月13日(水)13:30~17:00
テーマ「観光地マーケティングとSNSを活用したコミュニケーション」
□オリエンテーション
一般社団法人 五島市観光協会
□講義
「観光地マーケティング」
□ワークショップ
「五島市の観光ビジョン、SWOT、目標、KPI、4P/4Cについて考える」
□ワークショップ
「五島市の観光分析、ターゲットのペルソナ」
□講義
「SNSを活用したコミュニケーション」
講師:高松 正人氏
(株式会社JTB総合研究所 上席研究理事・観光危機管理研究室長)
※第1回セッション後、地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者間での意見交換がなされています。
第2回:2019年11月27日(水)13:30~17:00
テーマ「観光危機の特定・減災、危機対応(1)」
□発表
「観光地マーケティングとSNSを活用したコミュニケーション」の実践経過と課題について発表、共有
□講義
「観光地における危機管理」
□ワークショップ
「五島における観光危機の洗い出し(危機分析)と対応の優先順位づけ」
□ワークショップ
「観光客の安全確保・避難誘導(外国人対応を含む)」
□講義
「SNSを活用したコミュニケーション」
講師:高松 正人氏
(株式会社JTB総合研究所 上席研究理事・観光危機管理研究室長)
※第2回セッション後、地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者間での意見交換がなされています。
第3回:2019年12月 4日(水)13:30~17:30
テーマ「観光危機への対応(2)」
□ワークショップ
「観光客が必要とする情報の収集・把握と情報発信」
□事例研究
「沖縄県南城市における観光危機管理」
□ワークショップ
「帰宅困難となった観光客の帰宅支援」
□ワークショップ
「観光客の安全確保・避難誘導(外国人対応を含む)」
□講義
「観光関係事業者の事業継続支援」
講師:高松 正人氏
(株式会社JTB総合研究所 上席研究理事・観光危機管理研究室長)
※第3回セッション後、地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者間での意見交換がなされています。
第4回:2020年 1月15日(水)13:30~17:00
テーマ「危機対応への備え~観光危機管理計画・BCPを作ってみよう」
□発表
「観光地マーケティングとSNSを活用したコミュニケーション」の実践経過と課題について発表、共有
□ワークショップ
「テンプレートにもとづく観光危機計画・危機対応マニュアル、観光事業者用BCP案の作成・発表」
講師:高松 正人氏
(株式会社JTB総合研究所 上席研究理事・観光危機管理研究室長)
※第4回の開催の様子が、2020年1月21日の長崎新聞に掲載されました。
※第4回セッション後、地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者間での意見交換がなされています。
〇「観光危機管理研修(長崎県五島市)」が長崎新聞に掲載されました!
ワークショップ等の成果
ワークショップ等の成果は、下の図表のように整理されました。
新型コロナウイルス感染症への対応についても、本講座で学んだ内容や参加者ネットワークが活かされ、迅速な対処に繋がりました。
pdfファイルもダウンロードいただけます。
(「地方創生カレッジ in 五島」ワークショップ等の成果のポイント) (892KB; PDFファイル)
参加者の声から
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講座内容を理解するまで繰り返し観ることで、グループワーク・発表時にさらに理解を深めることができた。また観光危機についても、学んだ内容を自社の全体会議で共有し、全員が対応できるようにマニュアル化を目指したい。(観光関係事業者、20代、女性)
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業務の状況に応じて自身の都合で繰り返し学ぶことができた。講座の内容に沿って講義が進み、より理解を深めることができた。観光危機管理について、社内でマニュアル化し次年度は実践を目指す。(観光関係事業者、30代、男性)
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事前学習で地方創生カレッジ(eラーニング講座)を受講することは、自分の都合に合わせて受講できる反面、時間確保に苦労した。普段話すことがない方々とグループワークや発表で意見を聞くことができ、大変参考になった。(地方自治体、50代、男性)
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わからないところを繰り返し観ることができ、予習・復習に活用することができた。事前学習でしっかりと学ぶことで、グループワーク時に他の参加者との学び・理解に差を感じた。次年度は自主事業で観光危機管理に関する啓発活動に取り組みたい。(観光関係団体、40代、女性)
お問い合わせ先
この講座の詳細や資料については、下記宛にお問い合わせ下さい。
公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ事務局
E-mail:college@jpc-net.jp
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