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官民連携講座レポート「地方創生カレッジ in 函館」
「地方創生カレッジ in 函館」全4回シリーズが、2019年10月から2020年3月にかけて開催されました。
開催概要
主 催 | 公益財団法人 日本生産性本部 |
事務局 | 一般社団法人 地域マネジメント・アソシエイツ |
本事業は、エリアマネジメントという人口減少時代の地域経営について、取り組むことが出来る人材育成を目的としました。 中枢中核都市・函館での事業につき、フィールドは、函館駅前・大門地区を対象としましたが、近隣市町村の皆さまにも広域函館圏としての共通課題のもと、積極的に参加していただきました。
これから人口減少やグローバリゼーションが進む中で、地域の価値をどう見いだし、どのように経営していくか、公民連携をどのように進めるかはとても重要な課題であり、民間企業はもとより行政職員にも十分な知識やスキルが必要となります。 公益財団法人日本生産性本部が全国先進モデルを目指して、函館におけるエリアマネジメント人材育成として本事業を実施しました。
下の画像をクリックすると、本セミナーのチラシ(pdfファイル)をダウンロードいただけます。
参加者
函館市・渡島総合振興局・国土交通省北海道開発局/北海道運輸局・北斗市・七飯町・木古内町・知内町・松前町・福島町・江差町・森町・鹿部町・乙部町の職員、議員、大学・高専教員、観光業社員、函館商工会議所・青年会議所会員、一般企業社員、病院職員、一般市民(自営業者含む)、大学院生、道立高校生等
全89名(オブザーバー等含む)
※定員50名で募集いたしましたが、想定以上の反響を呼び定員を大幅に上回る参加者数となりました。
参加にあたっては、「地方創生カレッジ」eラーニング講座において、本事業のテーマに関連した講座の事前学習を行っていただきました。
プログラム
第1回:2019年10月20日(日)13:00~17:00
□オリエンテーション
池ノ上 真一氏(札幌国際大学・教授)
□講義
「公共的な力」
講師:太田 清澄氏(日本都市計画学会アドバイザリー会議・委員)
□講義
「函館駅前・大門地区の課題」
講師:田柳 恵美子氏 (公立はこだて未来大学 社会連携センター長・教授)
□講義
「地域の諸要素を理解する力」
講師:古地 順一郎氏(北海道教育大学・准教授)
□ワークショップ
「函館駅前・大門地区で2030年に期待する価値とは」
※第1回セッション後、地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者間での意見交換がなされています。
〇『地方創生カレッジin函館』セッション1〜ワークショップ「2030年にあるべき駅前・大門の価値観を公共的な視点からデータで語ろう!」
〇「地方創生カレッジ in 函館」<セッション1>公共的な力/地域の諸要素を理解する力
など(他の投稿も交流掲示板からご覧ください。)
※第1回の開催の様子が、2019年10月23日の北海道新聞に掲載されました。
第2回:2019年11月10日(日)13:00~18:00
□講義
「マネジメントする力 エリアマネジメント -活動とそれを支える仕組み- 」
講師:小林 重敬氏 (一般財団法人森記念財団・理事長、大丸有エリアマネジメント協会・会長、全国エリアマネジメントネットワーク・会長)
□講義
「函館駅前・大門に必要な新たな交通の仕組み」
講師:有村 幹治氏(室蘭工業大学・准教授)
□ワークショップ
「函館駅前・大門地区の価値を高めるアイデアを出し合おう」
※第2回後セッション後、地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者間での意見交換がなされています。
〇地方創生カレッジin函館 第2回セッション ワークショップA班感想
など(他の投稿も交流掲示板からご覧ください。)
第3回:2019年12月 7日(土)13:00~18:00
□講義
「持続可能なエリアマネジメント組織 ~札幌駅前通地区のエリアマネジメントを例にして~」
講師:白鳥 健志氏 (札幌駅前通まちづくり株式会社・代表取締役社長)
□講義
「共創的にデザインする力」
講師:岡本 誠氏 (はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科・教授)
□ワークショップ
「2030年に函館駅前・大門地区が提供する価値を実現するために柱となるエリアマネジメント活動や組織体制をデザインしてみよう」
※第3回セッション後、地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者間での意見交換がなされています。
〇『地方創生カレッジin函館』~第3回セッション課題(Fグループ)
など(他の投稿も交流掲示板からご覧ください。)
第4回:2020年 3月 1日(日)13:00~18:30
□講義
「エリアマネジメントの実践」
講師:保井 美樹氏(法政大学・教授)
□ワークショップ結果プレゼンテーション
『函館駅前・大門地区創生シナリオ』発表
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、第4回は中止となりました。
ワークショップ等の成果~函館駅前・大門地区創生シナリオ
第4回のセッションは中止となりましたが、第3回までに学んだ内容や議論を踏まえて取組の方向性をグループごとに整理し、「地方創生カレッジin函館」の講義及びワークショップの成果として、「「地方創生カレッジ in 函館」函館駅前・大門地区創生シナリオ」にまとめられました(下の画像をクリックするとpdfファイルをダウンロードします)。
また、交流掲示板でも紹介がされています。
参加者の声から
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「公共的な⼒」を学び、⾏政、住⺠、企業と⼀緒に対等な⽴場でまちづくりに取り組んでいきたいと感じた。(地⽅⾃治体・40 歳代・⼥性)
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仕事や年齢など様々な環境の参加者によるワークショップや意⾒交換、交流ができたことが印象に残った。今後は市⺠や企業、⾏政が連携した協働のまちづくりに取り組み、地域の⼈の考え⽅や築いてきた社会環境を理解して未來に繋げたいと考えた。(地⽅⾃治体・50 歳代・男性)
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会場には⾏政の⽅、市⺠の⽅、⼀般企業の⽅とさまざまな⽴場の⽅がいましたが、「それぞれの⽴場を超えて地域のことを考え活動する」ということは理解できたし、⼤変だという気持ちを乗り越えてみんなで話し合って協⼒し合いながら答えを出していかなければならない、ということも現況把握・認識できてよかった。外部⽬線で地域を俯瞰する視点と専⾨的知識や戦術を持つ⼈材、地域に根を張り、地域を愛し情熱を持った「地元の⼈」との連携がなければ本当の意味での改⾰ができないのかなとも感じました。(⺠間企業・40 歳代・男性)
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経済が公共的な⼒とどのようにつながり、社会情勢に働きかけているかということに興味があり参加した。⼀番⼼象に残ったのはワークショップで、⾼校⽣同⼠のグループ活動では経験できない社会⼈の確⽴した価値観を感じ、それぞれの⽴場から考察することでお互いの視点を共有することを体験できた。(⾼校⽣・10 歳代・男性)
お問い合わせ先
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公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ事務局
E-mail:college@jpc-net.jp
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