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官民連携講座レポート「地方創生カレッジ in 大分県北部エリア」

「地方創生カレッジ in 大分県北部エリア~これからの観光地経営に活かす-デジタル・スキルの学びと実践~」全2回の集合研修・オンライン研修が、2023年3月2日(木)、15日(水)に開催されました。

 

開催概要

主催 公益財団法人 日本生産性本部
共催 公益社団法人 日本観光振興協会


 デジタルの力を活用して地方の社会的課題を解決する、政府の掲げる「デジタル田園都市国家構想」の実現には、その担い手の中心となるデジタル人材の育成が必要となっております。その点、地域の観光振興においては、デジタル技術は、DMO等が実施する個々の事業において活用が見られるが、持続可能な観光地経営のための計画策定へは、デジタル技術や、エビデンスに基づいた計画策定の在り方に対する理解が不足しているため、活用が不十分であり、また、そのための人材が、都市部、過疎地問わず全般的に大幅に不足しています。


 本講座では、持続可能な観光地経営のための観光ビジョンとその指標を整理し、それに整合する事業を検討します。そのプロセスを通じて、統計資料やビッグデータ活用のスキルの獲得、指標を可視化するデータ分析プラットフォームについての理解をはかり、観光分野のデータを使いこなせるデジタル人材の育成をはかります。


下の画像をクリックすると、本セミナーのチラシ(890KB; PDFファイル)をダウンロードいただけます。

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参加者

公益社団法人ツーリズムおおいた、一般社団法人豊の国千年ロマン観光圏、私立別府大学、 宇佐市外国人総合相談センター、Oneばうんど合同会社、国東市役所、豊後高田市役所、一般社団法人日田市観光協会、中津市役所、株式会社京都民際、一般社団法人姫島エコツーリズム、長岡市役所、一般社団法人十和田奥入瀬観光機構、国立弘前大学、公益財団法人くれ産業振興センター、一般社団法人摩周湖観光協会、NPOたじま海の学校、日盟國際商務有限公司、一般社団法人全国農協観光協会、一般社団法人南知多町観光協会、伊賀市役所、一般社団法人いわき観光まちづくりビューロー、大歩危・祖谷いってみる会、環境省、一般社団法人糸魚川市観光協会、大山町役場、一般社団法人長崎県観光連盟、長崎県庁、一般社団法人四国ツーリズム創造機構、一般社団法人別府市観光協会、株式会社鶴田ホテルホテルニューツルタ、公益財団法人佐世保観光コンベンション協会、全国通訳案内士

申込39名(集合13名・オンライン26名

第1回36名(集合13名・オンライン23名)

第2回35名(集合12名・オンライン23名)


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参加にあたっては、「地方創生カレッジ」eラーニング講座において、本事業のテーマに関連した講座の事前学習を行っていただきました。

プログラム

第1回 テーマ「分析プラットフォームの機能・観光関連データの現状と課題」

2023年3月2日(木)13:30~17:00


講師:東京都立大学 都市環境学部 観光科学科教授 清水 哲夫
【はじめに】データプラットフォームの機能 講義録画:大分県北部0302_はじめに
【講義1】地域観光計画策定とデータ 講義録画:大分県北部0302_講義1
【講義2】観光関連データの現状と課題 講義録画:大分県北部0302_講義2
【ワークショップ】データから評価する大分県北部の観光振興施策
【ふりかえり】第1回目研修のふりかえり
(※ワークショップ以降は集合研修受講者のみ)

「はじめに」「講義1」「講義2」の模様は、リンクよりビデオにてご覧いただけます。


第2回 テーマ「大分県北部の観光施策を評価するための調査構想を提案・調査構想を実現するためのプロセス」

2023年3月15日(水)13:30~17:00


講師:東京都立大学 都市環境学部 観光科学科教授 清水 哲夫
【オリエンテーション】第1回に出た課題へのアドバイスなど
【中間発表準備】ワークショップ形式
【中間発表】大分県北部の観光振興施策を評価するための追加調査構想の提案
      講義録画:大分県北部0315_中間発表
【ワークショップ】調査構想を実現する業務プロセスデザイン
【最終発表】観光振興施策を評価するための調査業務プロセスの提案
【ふりかえり】本研修を通じて見えた課題と解決方法
(※ワークショップ以降は集合研修受講者のみ)

「中間発表」の模様は、リンクよりビデオにてご覧いただけます。


 ※地方創生「連携・交流ひろば」交流掲示板で、参加者・事務局間での意見交換がなされています。

○ 第1回「地方創生カレッジin大分県北部エリア」研修を開催しました

○ 第2回「地方創生カレッジin大分県北部エリア」研修を開催しました

   

 

成果のポイント

ワークショップ等の成果は、下の図表のように整理されました。pdfファイルもダウンロードいただけます。

「地方創生カレッジ in 大分県北部エリア」の成果のポイント (524KB; PDFファイル)) (413KB; PDFファイル)

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参加者の声から

  • ほとんど、受け身の参加で申し訳なかったですが、清水先生のお話やグループの方々の熱心なやりとりを聞いて、統計の視点からの観光施策について、勉強になりました。仕事柄、直接役立つわけではありませんが、調査・実態把握→施策(計画実行)検討・フィードバックの中に、根拠となりうる有効なデータを使うという基本に、非常に納得できました。
  • この度は貴重な機会を頂きありがとうございました。このようなワークショップ形式の研修はあまり受講したことがなかったですが、早速今後の事業に活用したいと思いました。ありがとうございました。
  • 参加者の職種や業務内容によっては、普段考えないような内容であったと思う。貴重な研修の機会であるが、年度末ということで参加を見送った人もいたと思う。個人的にはとても有意義な研修であったため、今後の取り組みに活かしたい。
  • 長年にわたり観光地域づくりに携わって参りましたが、今回受講したことでこれまでの事業等の良い意味での見直しができ、また今後の活動に役立てていくことができそうです。企画して頂いた関係者の皆様にお礼を申し上げたい。
  • 計画だけではなく実施して検証みたいな長期スパンでの仕組み構築をしなければ絵に描いた餅になってしまうため、組織及び関係団体でどうそれを実施していくかが重要であると認識しました。
  • データ収集、分析から戦略策定までの流れが理解できる研修でした。事前に動画を見て頭には入れていたつもりでしたが、清水先生の講義があって内容の整理ができました。データ収集、分析において重要な視点を学ぶことができましたので、戦略策定に活かしたいと思います。次回の研修も楽しみにしております。
  • 「地方創生カレッジin大分県北部エリア」研修に参加させていただき、ありがとうございました!この度の研修では、さまざまなデータを活用し、いかにしてエビデンスに基づいた事業戦略が組み立てられるかを自地域のDMO確立計画にあてはめて学ぶことができ、理解を深めることができました。貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。
  • 地方創生カレッジ、大変お疲れさまでした。貴重な研修に参加させていただき、誠にありがとうございました。データ収集・分析からの観光戦略の策定は重要な行程ですが、本研修を通して、どのようなデータを集めるべきか、どのように分析すればよいかといった視点をより深めることができました。また、目標値と設定するものは事業の成果を測るため、地域活性化につながる指標なのかどうかなど、より深く考える必要があると感じました。当DMOが地域にどのように貢献できているかを測る指標として、何をどのように設定するか、改めて考えたいと思います。ありがとうございました。


お問い合わせ先

この講座の詳細や資料については、下記宛にお問い合わせ下さい。


公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ事務局
E-mail:college@jpc-net.jp


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