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“地方創生版 学問カルタ”を活用した高校での取組

(1) 本取組について

地方創生カレッジでは2022年度から学生世代の地方創生への“ジブンゴト化”を支援する『学生が主役の地方創生プロジェクト』を大学と連携して実施してまいりました。このプロジェクトは2024年度末までに全国5つの大学で展開されています。参加された学生は、自ら地方に飛び込んで事業創出に奔走したり、故郷の活性化にむけてNPO法人を立ち上げたりするなど、地方創生の世界で活躍されています。

こうした地域の未来を開拓する人材の裾野をさらに拡大することを目的に、2024年度から新たに高校との連携を開始しました。2024年度は全国4つの高校と連携した取組を実施しました。
取組の共通コンセプトは、大学進学後に向き合う『学問』を切り口に、学問が自分たちの地域や将来とどのようなつながりがあるのかを講義でインプットし、その後、もっとも関心のある学問を“カルタ”によってゲーム感覚で楽しく見つけていくことで進路と地方創生へのイメージを具体化させることです。高校生が地方創生の面白さを感じ取り、将来自分がその世界で活躍する姿を描くきっかけにすることを目指しました。
イベントの最後には地方創生カレッジの紹介を行い、“カルタ”で見つけた興味関心のある学問を深く学べるツールとしてeラーニングの受講を呼びかけました。

この取組は、地域の高校の魅力を高めることで地域そのものを活性化させることを目指す『高校魅力化プロジェクト』を展開する株式会社Prima Pinguinoと連携して実施しました。“カルタ”は、同社代表取締役社長で産業能率大学経営学部の教授を務める藤岡慎二氏がプロデュースした“地方創生版 学問カルタ”を活用しています。


【各高校での取組】

主催:公益財団法人日本生産性本部
事務局:株式会社Prima Pinguino
講師:産業能率大学経営学部 藤岡慎二教授(株式会社Prima Pinguino代表取締役社長)


① 島根県立隠岐島前高等学校

[日時・人数]
日時:2024年11月26日(火)1、2校時
参加生徒:21名

② 北海道大空高等学校
[日時・人数]
日時:2024年12月17日(火)1、2校時
参加生徒:40名

③ 埼玉県立秩父高等学校
[日時・人数]
日時:2025年1月28日(火)放課後(特別授業)
参加生徒:11名

④ 埼玉県立小川高等学校
[日時・人数]
日時:2025年3月13日(木)3、4校時
参加生徒:約190名


[テーマ]
“地方創生版 学問カルタ”を活用してゲーム感覚で将来学びたい学問を見つけ、学問と地方創生とのつながりのイメージを描くことで地方創生の世界に一歩踏み出す後押しをすること。


[実施内容]
・藤岡教授による学問と地方創生とのつながりを紹介する講義の実施
・地方創生版 学問カルタを活用したワークショップの実施
・地方創生カレッジの紹介



[取組の様子]

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取組の様子1 取組の様子2取組の様子3

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[参加生徒の声]

  • 進路について全然知識がなく、悩んでいたけど今回の話が聞けてとてもヒントになることばかりでした。

  • これからの社会を見つめるいい機会になりました。ありがとうございました。

  • 地域について、探究するにしてもあまり理解をしていなかったので、よく学べて良かったです。

  • 進学する大学を決めるうえで、学部・学科が決まらず迷っていたので、今回の授業で学問の分類や内容について知ることができて、とてもいい機会になりました!

  • 今まで自分の夢や目標に、「学問」というものを絡めたことがなかったので、自分が将来理想の仕事をするときに、学問というものについて注目するきっかけになりました。

  • なんとなく名前は知っててもどんな内容なのか知らない学問が多かったから、どんな学問があってどんな内容なのか知ることができて良かったです。学問について考える機会はあまりないので、すごく貴重な時間でした。

  • 今回は素敵な授業をしていただきありがとうございました。これを機により地方創生の魅力を感じることが出来ました。

  • お話がわかりやすくおもしろくとても有意義な時間になりました。地方創生についても考えるきっかけになったのでよかったです。

  • 学問のことをあまり知りませんでしたが、講演を聞いて理解を深めることができました。また、自分の進路を考えるきっかけにもなりました。それぞれの学問が社会のどのようなことと関係しているのかということもわかりました。将来何をやりたいのかをよく考え、慎重に進路を決めるようにしたいです。

  • 【教員より】自分が専門としていた学問以外への理解が深まった。今後進路指導など行なっていく上で、どのような問い、どのような将来の希望があるかをベースに、それに応えられる学問を生徒に伝えられるよう、自身も広く学問について勉強していきたいと思った。

(2) 本取組を通じて地方創生の学びを深めた高校生のインタビュー記事

本取組に参加した高校生へのインタビュー記事を掲載しています。本取組で得られた学びや気づき、地方創生への想い、将来の夢などを語っていただきました。ぜひご一読ください。


「学問カルタ」で地方創生と学問がどうつながるのかがわかった/地方創生を学んで大好きな地元に還元したい
埼玉県立秩父高等学校 野坂夏基さん野坂さんプロフィール写真.jpeg



(3) 地方創生カレッジでの学びを活かして希望する進路を実現した高校生のインタビュー記事

地方創生カレッジのeラーニング講座での学びを活かして大学推薦入試に合格した高校生のインタビュー記事を掲載しています。生まれ育った東京から離れた隠岐での生活と出会いから得られた気づき、地方創生カレッジや隠岐での学びがどのように進路選択に活かされたか、将来実現したい夢などを語っていただきました。あわせてぜひご一読ください。


地域農業にかかわる2コース受講で希望の農林系大学に合格/どんな人として何をしたいか、島での高校生活が答えをくれた
島根県立隠岐島前高校 佐藤 亘さん佐藤さんプロフィール写真.jpg



問い合わせ先

このプロジェクトの詳細については、下記宛にお問い合わせ下さい。


公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ事務局
E-mail:college@jpc-net.jp


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