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学生が主役の地方創生プロジェクトin小樽・朝里川温泉(北海道小樽市)
(1)本プロジェクトについて
本プロジェクトは小樽商科大学の「マジプロ」と連携し、大学の正課プログラムとして実施しました。本プロジェクトの企画と学生の指導には小樽商科大学商学部 大津晶教授が携わりました。
「マジプロ」は、大津教授が担当する全学対象科目「社会連携実践」の一環で、地域活性化に関する様々な課題に対して学生自ら問題意識を持ち、地域のステークホルダーとの連携と協働によって具体的な解決策の提言・実施を行っていく実践型PBL(Project Based Learning:課題解決型学習)として実施されています。
今年度から地方創生カレッジと連携を開始し、小樽市の朝里川温泉におけるアドベンチャートラベルの振興をテーマに掲げたプロジェクトを実施しました。参加した学生は地方創生カレッジの観光に関するeラーニング講座を受講して基礎知識を習得したうえで、大津教授の指導を受けながら朝里川温泉エリアの観光事業者や行政等のステークホルダーと意見交換を重ね、アドベンチャートラベル振興にむけたプランの策定と実践を行いました。「自然資源」「身体活動」「文化体験」「広報戦略」「人材育成」のアドベンチャートラベル振興にむけた戦略ごとのチームに分かれ、学生同士で連携しながら活動に取り組んでいます。
小樽市内で開かれた発表会には朝里川温泉の関係者をはじめ、近隣から行政関係者や事業者が多く参加し、学生の発表に対して多彩な視点からフィードバックが寄せられました。 本プロジェクトの詳しい流れ・様子は映像コンテンツでまとめています。学生がプランの策定と実践にむけて奮闘した様子のダイジェスト映像(発表会当日の様子を含む)と、指導を担当した大津教授が地方創生カレッジ活用によって広がる大学教育の展望を語ったインタビュー映像の2本を制作しました。ぜひあわせてご覧ください。
【学生が事前に受講したeラーニング講座の一例】
【アドベンチャートラベルプラン発表会実施概要】
主催:公益財団法人日本生産性本部
事務局:NPO法人北海道エンブリッジ
協力:国立大学法人北海道国立大学機構 小樽商科大学
[日時・会場]
日時:2025年1月17日(金)14時00分~16時30分
会場:小樽経済センタービル・オンライン
[テーマ]
eラーニングでの学習やフィールドワークから得られた課題やステークホルダーの意見をもとに、朝里川温泉のアドベンチャートラベル振興にむけた具体的な政策をステークホルダーにむけて発表し、得られた質疑やコメントから地方創生の現場で求められる課題への向き合い方や政策のポイントなどを学ぶ。
[実施内容]
・大学生による政策提案プレゼンテーション
・小樽市役所、朝里川温泉組合、大津教授によるパネルディスカッション
・会場内交流
[参加者]
小樽商科大学の学生 約20名(会場参加・発表者)
行政・事業者・組合等のステークホルダー 約10名(会場参加)
オンライン参加 約30名
合計 約60名
[発表会の様子]
[発表会参加者の声](オンライン)
- 本学で開設予定の地域創造学部でも実際に地域に出て学ぶスタイルの実習を実施予定です。学生が実際に地域の中で学んで、何を考え、どう行動したのかが分かり、大変参考になりました。
- 朝里川温泉×アドベンチャートラベルの難しさ、そしてその難しさゆえ学生が葛藤しているため、本プロジェクトが学生への成長に寄与していると感じた。
- 商大生が実際にいろいろ試して確認しながら進めているプロセスに感心した。
- 皆さんの取組や気づきから、私もいろんなヒントを得ることができました。ありがとうございました。それぞれのチームの取組や気付きを皆さんが共有することで、新しい展開につながると思います。
- 学生の皆さんのプレゼン自体が、朝里の魅力を伝えて、また高めるコンテンツになりうると感じた。現地で取り組んでいる様子やプレゼンをダイジェスト動画にしたり、学生が自身の取組を説明しながら観光客にガイドするのもおもしろいと思った。
- 学生たちがパイロットテストをする中で、世の中の仕組みを学習していくところが良い。
- 教職員の研修機関で勤務しています。小・中学校の「総合的な学習」の発展した姿として興味がありましたので、参加させていただきました。学生の皆さんが課題を発見し、課題解決に向けて主体的に取り組んできた様子が伝わりました。今回の取組がきっかけで、様々なつながりが生まれたことだと思います。学校経営においても大切なキーワードだと感じました。本日は貴重なご発表ありがとうございました。
- 学生の皆さんが実践を通してしか得られない貴重な体験をしていることがよく伝わった。
(2)本プロジェクトを通じて地方創生の学びを深めた大学生のインタビュー記事
本プロジェクトに参加した大学生へのインタビュー記事を掲載しています。本プロジェクトで得られた学びや気づき、地方創生への想い、今後の目標などを語っていただきました。ぜひご一読ください。
町の活性を自分事として捉えられるかがカギ/青写真を描いたうえで協力をあおぐアプローチも重要
小樽商科大学商学部 青木啓さん
問い合わせ先
このプロジェクトの詳細については、下記宛にお問い合わせ下さい。
公益財団法人日本生産性本部 地方創生カレッジ事務局
E-mail:college@jpc-net.jp
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